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2007年10月

認知症、それはケンカで始まった。

私の母は現在84歳で、特別養護老人ホームのお世話になっています。

子供は57歳の私と、54歳の弟の二人。

父は、12年前に肺気腫で亡くなりました。それまでは母も、呼吸器系の病気に苦しむ

父の介護と家事に追われていました。父の病状が悪化して入院したときも、自分も

メニエル病で体調が思わしくなかったけれど、それなりに緊張していたから毎日病院へ

通っていました。

約1ヵ月半の入院しているうちに、6月の暑い日、父はとうとう他界しました。

仕事中に私の携帯電話が鳴り、父の死をしらされたのですぐに病院へ駆けつけ

ましたが、既に霊安室に移されて冷たくなった父に面会したときは、生前の苦しそうな

様子を知っていたので、「お疲れ様、苦しかったね・・・」と声をかけました。

『親の死に目に会えない』とは、こういうことかと実感したものです。

その後、6年くらい、独身の弟と母の二人暮らし。性格の似ている二人はもともと

よく口喧嘩をしながら、それでもなんとかやっていましたが、ある日弟からの電話で、

「このごろ母さんが少しおかしいヨ」と言ってきました。

自分でしまったはずの財布やメガネが無いといっては、弟にあたるようになってきた

らしいのです。それでずいぶん理不尽なケンカが多くなって、弟はもう「いたたまれない」

と言ってきたのです。

それまでも3ヶ月に1回くらいは私も実家へ様子を見に行っていましたし、半年に1回

くらいの割で私の妻と子供二人を連れて会いにもいっていたのですが、そんな風には

見えませんでした。

たまにしか現れない子供と孫ですから、そのときは緊張もするでしょうし、通常の母の

イメージと変わりはなかったのですが・・・・。

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