要介護認定を受けるために
仕事の合間をぬってWebで情報収集する一方、図書館にも通って認知症関連の本も少し探して読んでみたりもしました。
「妻がアルツハイマーになった」 佐藤幸四郎
「ここまでわかったボケる人ボケない人」 フレディ松川
「親と離れて暮らす長男長女のための本」 舛添要一
などなど。
父は肺気腫と脳梗塞で74歳の夏に、認知症になることもなく亡くなりましたし、今まで私の周囲には認知症の人はいませんでしたので、母がこの先どうなって行くのか、どう対応していけばいいのかを知りたかったのです。
認知症と一口にいっても人それぞれ千差万別なので、私が思っているような不安には、あまり直接的な役には立ちませんでしたが、やがて家族だけでは在宅介護の限界がくるであろうことや、介護認定を受けてヘルパーさんをお願いした方がよさそうなことは、わかりました。Webで調べた結果、私の住んでいる埼玉県の市よりも、母が住んでいる東京の区内の方がより多くの老人施設があり、介護や生活支援の業者も多いことが分かりました。
私がこれまで、あまり気にしていなかっただけで、当然のことではあるのですが、地域によって、介護を必要とする人の数も違いますし、自宅で家族と一緒に住んでいて、介護できる家庭が多い所と、核家族化が進んでいて独居老人などが多いところなどの事情の違いもあります。また、地方自治体の資金力によって、老人保健施設の充実しているところと、そうでないところの格差も相当あることなどもわかりました。
母が住んでいる東京の区内には、特別養護老人ホームは当時6ヵ所あり、更に2ヵ所建設中であることや、それらの場所や施設の概要もわかりましたが、要介護の認定を受けた者でなければならないことや、申し込んでも実際に入所できるまで何年も待つケースがあることなども分かってきたのでした。
何百万円という高額な保証金や、月々数十万円の入居費を支払う経済力があれば、介護体制の整った老人ホームもいくつかありましたが、とてもそんな余裕はありません。
何はともあれ、区役所の介護保険課へ行って介護認定の申請用紙をもらい、掛かり付けの医師のところへ持って行くと、「あなたのお母さんの場合は、認知症のほうが問題だから、精神科の医者に診てもらって、主治医になってもらった方が良い」といって紹介状を渡されました。
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