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2009年10月

成年後見人申立ての確認

成年後見人の申立てをするにはいろいろな資料を提出しなければなりません。
被後見人の状況によって、後見、保佐、補助の三種類あって、どれにするかを決めます。
私の場合は一番面倒くさくて、責任の重い後見です。

まずは、私の母には後見人が必要であるということを証明するための、医師の診断書が必要になります。
現在お世話になっている特養に往診に来てもらっている主治医の先生にお願いしたいと思いましたが、特養の生活相談員が言うには、「その先生は忙しくて対応してもらえないので、提携の精神科の医院に頼むことになった」、というので、
件の医院に電話して事情を説明すると、電話に出た看護士?が、
「あなたが後見人になることを他の家族(弟)が認めているか?費用が10万円くらい掛かることを知っているか?」と訊くので、「弟と話して私が後見人になることになった」、費用のことは「聞いたことがある」と応えると、診断する前に一度後見人候補者(私)に会って詳しく説明をしたい。ということで先日その医院へ行って来ました。

約束の時刻に医院を訪ねると、10分ほど待って先生に面会できました。
その先生も開口一番、「あなたが後見人になることで、兄弟や親戚などから反対が出て、裁判になるようなことはありませんか?」と訊いて来た。
内心、『またか・・・』と思った。
世間では、遺産の相続争いのような事態に発展するケースが少なからずあるのかも知れない、と思わせる質問ではある。

「そんな心配はまったくありません」と前置きして、特養の利用費以外にも医療費など、思いの外高額な出費があったり、今後もどのような事態になるのか分からないので、もう既に遅いくらいで、できるだけ早く成年後見人になる必要があるのです、と説明した。

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返事は大切

私がこどもの頃、母から常に言われていたことの一つに「チャンと返事をしなさい」というのがあります。
そう言う母は、重度の認知症になった今でも、名前を呼ばれれば、うまく回らない舌ですが何とか返事をしてくれます。

私の家族は、私が5歳の頃、田舎から親子4人で東京の伯父(父の兄)を頼って出て来て、伯父の家の向かい側の四畳半くらいの小さな小屋に住んでいました。

今思うと・・・それはひどい生活でしたが、当時の私はまだ幼かったし、回りが皆同じように貧しかったこともあり、あまり卑屈な気持ちにはなっていませんでしたが、母は違ったようです。
裕福とは言えないまでも田舎の農家らしい広い座敷のある家から東京へ出て来たら、いきなり伯父の家の物置きの小さな掘っ立て小屋に住むことになったのですから無理もありません、とても惨めな思いをしていたのだと思います。

赤貧洗うが如き生活は、負けず嫌いの母には辛く悔しい日々であったに違いありません。
伯父は生真面目で優しい感じの人でしたし、実の弟の家族ですから何かと気遣ってくれていたようで、母も伯父には敬意を持って接していました。

でも、母は伯母(兄嫁)の話し方や態度に関しては余り良い感情を持っていなかったらしく、父に度々悔し紛れの愚痴をこぼして困らせていました。
伯母にとっては、田舎者の嫁をもらった貧しい義弟一家がそばに来て、何かと面倒をみなければならないのですから、冷たい態度で接していたのかも知れません。

ある時、母が何か用があって、伯父の家の玄関から伯母を呼んだのですが、居ないはずのない伯母が返事をしなかったらしいのです。
「返事もしないなんて、私をバカにしている!」と言ってプリプリ怒って戻って来ると、「もう一生!、義姉(ねえ)さんとは口を利かない!」と言い、母は本当に伯母と絶交状態になってしまいました。
父はずいぶん困ったようです。

その伯母も健在のようですが、今では認知症となってしまったようです。
母も・・・もはや和解することはできません。

こう言う私も、人に話しかけても返事が無いとひどく不快な気持ちになります。
どんな状況であれ、まずはハイ!と返事をすることは、人を傷つけないためにも、とても大切なことだと思っています。

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