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2010年7月

食事が摂れることの幸せ

母は昨年の今頃に「胃ろう」造設手術を受けてからは、口から物を食べたり飲んだり
することは無くなってしまったわけですが、栄養的には自分の意志とは関係なく
流動食をキチッと摂取させてもらっているので、以前よりも体調は良さそうで、血色も
良くなりました。

今日も面会に行きましたら、最近には珍しく、私の顔を見るなり「ありがとね」と言って
くれ、大きな声を上げて泣きました。
ちょうど車椅子でリビングに居て、他の入居者さんも居ましたからこっちの方が
涙を抑えました。

間もなく、看護士の方が流動食を持って来てセットしてくれて、母の昼食です。
そばに居て手を握りながら表情を見ているより仕方ありません。
“どう、美味しい?”なんてことは無いし、一緒に食べるという楽しみもありません。

面会を終わって1Fのロビーに戻ると、テラスのイスとテーブルでは、やはり母親
の面会に来られたと思われる初老の男性とお母さんらしい人が、一緒に食事をして
いらっしゃいました。
お嫁さんの手作りでしょうか、タッパウェアに入ったお昼を二人で分け合って食べて
いる様子を拝見して、うらやましく思わずにはいられませんでした。

大きなお世話かも知れませんが、写真を撮っておいてあげればよかったかな?
きっと大切な親子の思い出になるはずだから・・・・。

あ~厄介だ、面倒だ・・・と思いながらも、自宅で僕が作った食事を母と一緒に食
べていた頃を懐かしく思い出しました、もう5年くらい前のことになります。
こんな事になるのなら、あの頃の母との食事の時間をもっと大切にすれば
良かったのに・・・今頃になってやっと分かりました。

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