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爪切り

母が特養にお世話になって以来、だいたい2週間おきの土曜日に面会へ行って
いますが、今年に入ってからは、行く度に母の爪を切っています。
口から食事をしなくなったこともあり、ほとんど手を使わないので、爪が磨り減る
こともなく、2週間もするとすっかり伸びてしまいます。

「爪を切ってあげるね~」と言ってもほとんど反応はありません。
爪を切り始めると、途中から嫌がるのがわかりますが、「もう少し」とか「きれい
に切れたよ~」、「あと小指だけだからね~」などと声を掛けながら切ります。

介護福祉士の方からは、「ありがとう、助かります」などと言ってもらいますが、
今の私にできることといったら、このくらいでしかありません。
2007年に福岡県の病院で看護士が認知症の女性患者2人の爪を切っていて、
ケガをさせた事件がありましたが、今日、最終的に無罪の判決が下りました。

看護士や介護福祉士が患者や入所者の爪を切っていて、場合によっては
誤ってケガをさせてしまうこともあるでしょう。
特に認知症の患者の場合は理由が理解できずに嫌がったり不用意に動いたり
するでしょうから、爪を切るのも一苦労です。
子どもの僕でも夏は緊張して汗だくになったりしました。
深爪にしたら痛いだろうし、ケガをさせたら虐待ではないかと疑われるかも
知れません。

介護という仕事の難しさがこんな些細なところにもあるのですね。

以前にも書きましたが、子供の頃、よく父に爪を切ってもらったことを覚えています。
僕が母の爪を切るのは当然だと思っています。

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